(撮影:Hiroaki. UENO)
ジャパンラグビートップリーグの入替戦3試合が14日におこなわれ、2014-2015シーズンのトップリーグで下位だった3チーム(クボタ、コカ・コーラ、豊田自動織機)が勝って残留を決めた。
今季13位だったクボタは、初昇格を目指した釜石シーウェイブス(トップイースト)と埼玉・熊谷ラグビー場で対戦し、34-5で勝利。前半は接戦となって13-5で折り返したが、後半はPGを3本重ねてリードを広げ、NO8キーガン・ダニエルとWTB鈴木貴士がトライを加えて釜石の挑戦を退けた。
今季14位で入替戦にまわったコカ・コーラは、トップリーグ復帰を目標に1年間を過ごしてきた九州電力(トップキュウシュウ)との福岡ダービーとなり、53-8で快勝(福岡・レベルファイブスタジアム)。「フィジカル部分の成長を証明できた」と山口智史監督がいうほど、コカ・コーラの選手たちはスピード、接点の強さで圧倒し、後半はほとんど敵陣でプレーして相手の粘り強かった守りを崩した。
完敗を認めながらも、「今季の選手たちの頑張りは決して否定されるものではない」と語った九州電力の平田輝志監督。来季も日本人選手だけでのチャレンジになりそうだ。
トップリーグは15位に終わった豊田自動織機だが、愛知・瑞穂公園ラグビー場でおこなわれた三菱重工相模原(トップイースト)との入替戦を53-7で制し、残留を決めて今シーズンを締めくくった。
三菱重工相模原に加入して3年間奮闘した元ウェールズ代表WTBの世界的英雄、シェーン・ウィリアムズ(今月中に38歳)は、チームの昇格という目標を達成できず、この試合をもって現役を引退する。
そして、今季トップリーグで最下位だった宗像サニックスはトップキュウシュウへの降格が決まっており、1月にトップチャレンジ1を制したHonda(トップウェスト)が昇格となる。