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女子セブンズNZ代表がブラジル大会優勝 今季2冠で五輪出場に近づく

2015.02.09

NZ

昨年の広州セブンズから4大会連続で負けなしのニュージーランド
(Photo: Joao Neto/Fotojump)

 

 3季目を迎えた女子セブンズワールドシリーズの第2ラウンド、ブラジル大会(サンパウロセブンズ)が現地時間2月7〜8日におこなわれ、シーズン3連覇を目指すニュージーランドが今季開幕ラウンドのドバイ大会に続き栄冠を獲得した。
 カップ準々決勝でアメリカを28-17で下し、準決勝ではフランスに12-5で勝利。
 決勝では、ライバルのオーストラリアに17-10で競り勝った。10-0のニュージーランドリードで迎えた後半、オーストラリアが1トライを返し、さらに昨年のIRB(現 World Rugby)女子セブンズ年間最優秀選手に選ばれたエミリー・チェリーが独走して同点となったものの、キッカーがポスト近くからのコンバージョンを外し、流れは完全には変わらなかった。そして残り時間3分を切り、自陣深くでディフェンス側だったニュージーランドが激しくプレッシャーをかけてターンオーバー。ネットボール選手から転向して3年目で、今季トライランキングでトップに立つニュージーランドのポーシャ・ウッドマンが、軽快なフットワークとスピードで約80メートルを走り切り、これが決勝点となった。

 女子セブンズワールドシリーズ2014-2015で、シーズン最終順位がトップ4に入ったチームには来年のオリンピック出場権が与えられることになっており、2大会連続制覇のニュージーランドは目標へ大きく前進した(2016年リオデジャネイロオリンピックに出場できる女子セブンズチームは、開催国ブラジルを含む12か国)。

 自国開催オリンピックでメダル獲得を目指すブラジルは、サンパウロセブンズに招待チームとして参加し、準優勝したオーストラリアに0-40で完敗したものの、フィジーを26-14、中国を24-14で下し8強入り。アジア王者の中国は12チーム中11位に終わった。

コアチーム勢から2勝を挙げ、準々決勝に進出したブラジル(Photo: Joao Neto/Fotojump)

<女子セブンズワールドシリーズ 2014-2015 総合ランキング>

<女子セブンズワールドシリーズ 2014-15 第2戦・ブラジル大会 プール戦>

<女子セブンズワールドシリーズ 2014-15 第2戦・ブラジル大会 順位決定戦>

【カップ準々決勝(1〜8位)】
・ニュージーランド 28-17 アメリカ
・フランス 31-0 ブラジル
・カナダ 22-10 ロシア
・オーストラリア 29-10 イングランド

【カップ準決勝(1〜4位)】
・ニュージーランド 12-5 フランス
・オーストラリア 12-7 カナダ

【カップ決勝(優勝決定戦)】

・ニュージーランド 17-10 オーストラリア

【3位決定戦】
・カナダ 19-0 フランス

【プレート準決勝(5〜8位)】
・アメリカ 19-0 ブラジル
・イングランド 22-12 ロシア

【プレート決勝(5位決定戦)】
・イングランド 14-5 アメリカ

【7位決定戦】
・ロシア 12-5 ブラジル

【ボウル準決勝(9〜12位)】
・フィジー 24-22 南アフリカ
・スペイン 7-5 中国

【ボウル決勝(9位決定戦)】
・フィジー 17-12 スペイン

【11位決定戦】
・中国 31-17 南アフリカ

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