キックをするフランスのSOカミーユ・ロペーズ。敗れたスコットランドだが成長を感じさせた
(Photo: gettyimages)
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2015年のヨーロッパ王者を決めるシックスネーションズは、現地時間7日に第1節の2試合がおこなわれ、今秋のラグビーワールドカップで日本代表と同じプールに入るスコットランド代表は、フランス代表に8-15で敗れた。
パリ北部郊外のサンドニでおこなわれたこの試合。
相手にPGを重ねられ3-9とリードされたスコットランドは、ハーフタイム前、昨年末デビューしたばかりの22歳CTB、マーク・ベネットの突破とオフロードでゴールに迫り、右へ大きく展開してWTBダギー・ファイフがトライを挙げた。
8-9で迎えた後半、堅守を続けていたが、49分(後半9分)にショットで3点を追加され、差が広がる。61分にNO8が反則で一時退場となり、14人で10分間を耐えたスコットランドだったが、終盤にもフランスがPGを決め、今年の第1戦は惜敗となった。
昨年のチャンピオンであるアイルランドは、ワールドカップ2015で同組に入るイタリアに26-3で勝利(ローマ)。
イタリアの粘り強いディフェンスの前に、何度も敵陣深くに入りながらハンドリングエラーが多かったアイルランドだが、63分に相手HOがシンビンで一時退場となり、その間に2トライを奪って試合を決めた。
イタリアは守る時間帯が多く、攻撃ではラインアウトが不安定だったこともロースコアの原因となった。
また同日は、セカンドグループのヨーロピアン・ネーションズカップ1Aも開幕し、今年のワールドカップに出場するグルジアがドイツを64-8と圧倒、ルーマニアは37-10でポルトガルを下した。一方、ワールドカップ2015最終予選プレーオフでウルグアイに敗れて2大会連続の出場を逃したロシアは、敵地でスペインに20-43で敗れている。
力強い突破でトライを挙げたアイルランドのFLトミー・オドネル(Photo: gettyimages)