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7人制日本代表に吉田大樹、藤田慶和ら ワールドシリーズNZ、USA大会へ

2015.02.01

Sevens

ワールドシリーズに向けて調整するセブンズ日本代表の吉田大樹(撮影:松本かおり)

 2月1日、HSBCセブンズワールドシリーズの第4戦・ニュージーランド大会(ウェリントン/2月6〜7日)と第5戦・アメリカ大会(ラスベガス/2月13〜15日)に向けて遠征する、男子セブンズ日本代表のメンバーが発表された。同代表は、ニュージーランド大会では南アフリカ、フランス、アメリカと同じプールAに入って戦う。

 今回のメンバーには、ベテランの吉田大樹が入った。現在33歳の同選手が初めてセブンズ代表に選ばれたのは同志社大学2年時のこと。昨年12月のドバイセブンズ、南アフリカセブンズのメンバーに選ばれるまでに7年半の空白期間があった(2007年の香港セブンズ以来同代表から遠ざかっていた)。
 しかし経験を重ね、以前とは仕様の違う選手に成長した吉田は、ハツラツとした表情で存在感を示している。
「セブンズのプレーの質、レベルは、以前とは大きく変化していましたが、自分自身も変わっています。若い頃と同じスピードとはいきませんが(笑)、メンタルの部分や、スキルレベルは上がったと思います。自分の経験を若い選手たちに伝える役目も果たしたいと思っています」
 吉田は、こうも言った。
「この年齢になって、まだ成長できる機会を与えていただいて本当にありがたい」
 グラウンドの中でも外でも、チームの力になることを誓った。

 今回の遠征メンバーには、チームのリーダーを務める坂井克行も名を連ねた。所属する豊田自動織機は、2月14日に三菱重工相模原とのトップリーグ入替戦を控えているが、「チームから『(コアメンバーとしてセブンズ代表に派遣するのは)約束だから、行ってこい』と言ってもらえました」と話した。
「結果を出すことで、その心意気に応えたい」
 チームは2月1日夜、現地へ向けて日本を離れる。

<セブンズWS  NZ大会、アメリカ大会 男子セブンズ日本代表 遠征メンバー>
・吉田大樹(東芝ブレイブルーパス)
・桑水流裕策(コカ・コーラレッドスパークス)
・坂井克行(豊田自動織機シャトルズ)
・夏井大輔(東芝ブレイブルーパス)
・レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダヒート)
・後藤駿弥(ホンダヒート)
・鶴ケ崎好昭(パナソニックワイルドナイツ)
・彦坂匡克(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)
・羽野一志(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
・合谷和弘(流通経済大学3年)
・藤田慶和(早稲田大学3年)
・松井千士(同志社大学2年)

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