左から、BKリーダーWTB平尾、副将FB廣渡、主将HO/NO8服部、FWリーダーPR鎌田
(撮影:Hiroaki. UENO/副将LOウォーカーアレックスは欠席)
(撮影:Hiroaki. UENO/副将LOウォーカーアレックスは欠席)
花園の激闘がまだ色濃く残る中、全国各地で続々と新人大会が始まっている。高校ラグビー史に残る圧勝を遂げた東福岡も、優勝の余韻に浸る間もなく、決勝の11日後に新チームでの初戦を迎えた。
優勝メンバーのほぼすべてが入れ替わり、フレッシュな顔触れで2015年シーズンに臨む今季の東福岡。そのリーダーに指名されたのは、HO/NO8服部綾だ。当たりの激しさとHOからバックファイブまでこなす万能性を備え、1年時から花園で活躍してきた大器。チームの土台であるコンタクト局面のバトルで存在感を示し、突破口を開くペネトレイターとして、藤田雄一郎監督も厚い信頼を寄せる。
県新人大会の準決勝を控えた今週水曜日(1月28日)には、引退したばかりの3年生がグラウンドに集まり、ゲーム形式の練習などで後輩たちに胸を貸した。花園を席捲した圧巻の攻守に現役組が押し込まれる時間帯が多かったが、時には3年生をあおってトライを奪うシーンも。藤田監督が「まだまだだけど、いいものはある」と語るように、今後の伸びしろを感じさせる内容だった。
「去年は勝たなければならない年。今年はどうやって伸びていけるかという楽しみがある」と藤田監督。高校代表候補の服部やLOウォーカー アレックス、U17日本代表のPR鎌田慎平、U18TIDスコッドのLO箸本龍雅など、潜在力を秘めた選手は今季も多い。
ここからどんな成長曲線をたどって行くのか、その戦いぶりが注目される。