7人制ケニア代表のスター、コリンズ・インジェラ
(Photo: Manuel Queimadelos / PSI for HKRFU)
(Photo: Manuel Queimadelos / PSI for HKRFU)
契約の仕方や賃金などに関してケニアラグビー協会に不満を抱き、セブンズワールドシリーズ2014-15の序盤3ラウンドに不参加だった7人制ケニア代表のトップスターたちが、2月6日開幕のNZ・ウェリントンセブンズ(第4ラウンド)と、一週間後のUSA・ラスベガスセブンズ(第5ラウンド)に出場することが明らかになった。
2008-09ワールドシリーズでトライ王に輝き、2009年にケニアの最優秀スポーツマン賞を受賞したコリンズ・インジェラもチームに復帰する。
2009年と2013年のワールドカップ・セブンズで2大会連続の4強入りを果たした強豪のケニア代表だが、金銭トラブルにより、今季ワールドシリーズの3戦はトッププレーヤーが参加していなかったため、総合ランキングでは14位と低迷している。
ヘッドコーチを務めていた南アフリカ出身のセブンズスペシャリスト、ポール・トゥルーが辞任。さらに、2013年のウェリントンセブンズ準優勝に大きく貢献した人気選手のオスカー・オウマが、成長著しいスリランカ・ラグビー界のキャンディ・スポーツクラブと月給約90万円といわれる契約を結んで母国を離れたため、戦力低下は認めざるを得ない7人制ケニア代表だが、今季セブンズワールドシリーズには2016年リオデジャネイロオリンピックの出場権(12枠中の4枠)がかかっており、巻き返しを図る。さらに、15のコアチーム(ワールドシリーズ常時参戦国)のなかでシーズン最下位だった場合は降格となるため、現在15位であるセブンズ日本代表との争いも注目される。