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ヤマハが1位通過の神戸製鋼を準決勝で破る! トップリーグ初制覇に王手

2015.01.24

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後半に貴重なトライを決めたヤマハ発動機のLOデューク・クリシュナン(撮影:前島進)

 トップリーグ2014-2015のレギュラーシーズンで4位となり、8季ぶりのプレーオフに臨んだヤマハ発動機ジュビロが、1月24日に大阪・近鉄花園ラグビー場でおこなわれたセミファイナルで、1位通過の神戸製鋼コベルコスティーラーズを41-12と圧倒し、初優勝に王手をかけた。

 ヤマハは序盤から主導権を握り、受け身になった神戸製鋼は流れを変えることができなかった。
 前半12分、神戸製鋼が自陣深くでのラインアウトを乱し、ヤマハのSH矢富勇毅がボールを確保してそのままインゴールに飛び込み、先制した。19分にも敵陣深くに入ったヤマハは、SO大田尾竜彦が中央近くで鋭く切り込んだあと、左へ素早く展開してWTB中園真司がトライ。
 一方、ハンドリングエラーなどミスが多く劣勢だった神戸製鋼は、32分、WTB山下楽平が相手キックをチャージし、味方のFB正面健司につないでようやく得点を挙げる。
 しかし36分、ヤマハのFB五郎丸歩がハーフウェイ中央から50メートルPGを決め、17-5で前半は終わった。

 ヤマハは後半早々、ゴール前でのラインアウトからサインプレーが決まり、HO日野剛志が左隅に飛び込んでリードを広げた。これ以上離されたくない神戸製鋼は57分(後半17分)、敵陣22メートルライン内でアドバンテージをもらうと、SO山中亮平が絶妙なキックパスをポスト前に放ち、バウンドボールをCTB山本大介が確保してトライ。コンバージョンキック成功で22-12、10点差となった。
 しかし、ヤマハは相手に傾きかけた流れをすぐに断ち切る。60分、スクラムからのアタックでWTB中園が左サイドを大きくゲインし、右へすばやくワイド展開、LOデューク・クリシュナンが振り切ってインゴールにボールを押さえた。
 押せ押せムードのヤマハはその後、キャプテンのFL三村勇飛丸と途中出場のFL斉田晃平もトライを重ね、結局29点差をつける快勝でファイナル進出を決めた。

 プレーオフ準決勝第2試合、パナソニック×東芝戦は、25日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれる。

持ち味を発揮できず大差で準決勝敗退となった神戸製鋼。
ギャリー・ゴールドHCにとってはこれが最後の指揮となった(撮影:前島進)

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