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欧州3連覇狙うトゥーロンが8強一番乗り! マンスター、オスプリーズ脱落

2015.01.19

 ヨーロッパの最強クラブを決めるチャンピオンズカップ(旧 ハイネケンカップ)は、先週末にプールステージの第5節がおこなわれ、3連覇を目指すトゥーロン(フランス)が一番乗りで準々決勝進出を決めた。
 プール3のトゥーロンは、17日のアルスター(アイルランド)戦に60-22で大勝。FLステフォン・アーミテージのハットトリックを含む計8トライでボーナスポイントを獲得し、総勝点を18とした。同組2位のレスター・タイガース(イングランド)は最終節でトゥーロンの総勝点に並ぶ可能性はあるが、両チーム間の対戦成績でトゥーロンが上回っており、前王者の1位通過が決定した。

 プレーオフの常連で、欧州チャンピオンに輝くこと2回、昨季もセミファイナル進出を果たしたマンスター(アイルランド)だが、昨年度準優勝のサラセンズ(イングランド)に10-33で敗れ、プールステージでの敗退が決まった。
 死の組ともいえるプール1では、トップ14(フランス最高峰リーグ)との2冠獲得に燃えるクレルモン・オーヴェルニュが現在1位。クレルモンと2位サラセンズは、25日の最終戦で直接対決をおこなう。

 プール4では、ハイネケンカップで優勝回数最多(4回)の戦績を持ち、今大会で全勝だったトゥールーズ(フランス)がバース(イングランド)に18-35で敗れ、混戦となっている。現在3位のグラスゴー・ウォーリアーズ(スコットランド)にもトップ通過の可能性があり、25日の最終戦は激闘必至だ。

 プロ12(アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリアのクラブ・地方代表によるリーグ)で首位を走るウェールズのオスプリーズだが、ヨーロピアンラグビー・チャンピオンズカップのタイトル争いからは脱落した。18日に地元でおこなわれたノーサンプトン・セインツ(イングランド)戦に9-20で敗れ、ノックアウトステージ進出の可能性は消えた。
 プレミアシップとのダブル制覇も十分狙えるノーサンプトンは、現在プール5の2位。4季ぶりの8強入りは、同組首位に立つラシン・メトロ(フランス)との最終戦(24日)にかかっている。

 各プールの1位と、2位チームのなかで成績上位3チームが準々決勝に進む。

<2014-15 欧州チャンピオンズカップ プール戦 第5節/1月16〜18日 終了時>

※ 各試合の勝点は、勝ちで4点、引き分けで2点。
※ BPはボーナスポイント。4トライ以上挙げると1BP、7点差以内の敗戦でも1BPが加算される。
※ 同プールで勝点が並んだ場合、当該チーム間の対戦成績により順位決定。それでも優劣がつかない場合、得失点差、トライ数などで順位を決める。

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