ジャパンラグビートップリーグは先週末、セカンドステージの第6節がおこなわれ、昨年度王者のパナソニック ワイルドナイツが一番乗りでプレーオフ進出を決めた。パナソニックは4日に東京・駒沢陸上競技場でおこなわれたキヤノンイーグルス戦を38-13で制し、セカンドステージ5勝1敗(総勝点29)で4位以上が確定。ワイルドナイツは8季連続のプレーオフ進出となる。
4強入りの可能性を残していたトヨタ自動車ヴェルブリッツは、神戸製鋼コベルコスティーラーズに7-34で敗れ(4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)、通算2勝4敗(総勝点11)となったため優勝争いから脱落した。4勝2敗(総勝点24)とした神戸製鋼は2位に浮上。
東芝ブレイブルーパスは激しく上位を争うヤマハ発動機ジュビロに28-29で惜敗。1点を追う試合終了間際に途中出場のCTBフランソワ・ステインがPGを狙ったが外れ、逆転勝利とはならなかった。それでも、ボーナスポイントを2点獲得し、総勝点23(4勝2敗)で現在3位。勝ったヤマハ発動機は総勝点22(4勝2敗)で4位以上をキープした。
過去4季連続で決勝進出を果たし、連覇(2011、2012年度)を遂げたこともあるサントリーサンゴリアスは、2006年度から続けてきたプレーオフ進出が途切れるかもしれないピンチ。3日に東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれたNTTコミュニケーションズシャイニングアークスとの試合に18-17で勝ったものの、ボーナスポイントの上積みはなく、4勝2敗で総勝点21、ボーダーラインの下にいる(5位)。
プレーオフに進めるのはあと3チーム。1月11日の最終節、2位の神戸製鋼は5連敗中のキヤノンと対戦し、3位の東芝はセカンドステージ未勝利のNTTコムが相手(ともに秩父宮ラグビー場)。4位のヤマハ発動機は大阪・近鉄花園ラグビー場でパナソニックに挑み、5位のサントリーは愛知・瑞穂公園ラグビー場でトヨタ自動車と戦う。
ワイルドカードトーナメント進出が決定した(撮影:松本かおり)