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御所実の竹山が準々決勝で4トライ! 國學院久我山倒し、悲願Vへ前進

2015.01.03

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國學院久我山の防御網を切り裂く御所実WTB竹山晃暉(撮影:太田裕史)

 全国高校ラグビー大会で準優勝2回の戦績を持ち、悲願の日本一を目指す奈良・御所実業が、第94回大会の準々決勝(1月3日/大阪・近鉄花園ラグビー場)で東京・國學院久我山を31-19で下し、2年ぶり4回目の4強入りを決めた。

 御所実は前半1分過ぎ、ゴール前左でのラインアウトからモールで右方向へ前進し、ショートサイドを攻めてWTB竹山晃暉が先制トライを挙げた。
 対する久我山は8分、敵陣22メートルライン内でテンポよく攻め、WTB佐藤航大からボールをもらったNO8高橋昂大がゴールラインを越え、追いつく。20分にはゴール前で得たペナルティからFWが突進を繰り返し、左に素早くまわしてWTB安部勇佑がインゴールに飛び込み勝ち越した。
 しかし、御所実は23分頃、敵陣22メートルライン内で縦横にフェイズを重ねてWTB竹山がトライを決め、12-12でハーフタイムを迎えた。

 後半先に点を取ったのは御所実で、9分、相手のタッチキックミスからチャンスとなり、7人制ユース日本代表でもあるWTB竹山が22メートルライン外から軽快なステップとスピードで次々とディフェンダーをかわし、ゴールへ駆け抜けた。今大会絶好調の竹山は、16分にこの日4本目(今大会9本目)のトライを獲得。仲間が右サイドのブレイクダウンでターンオーバーし、左へのワイド展開でエースにスペースを与えたのだった。26-12。
 久我山は残り4分を切り、後方から走り込んできたFB島田悠平が突破してゴール前でWTB市村和就につなぎ、トライ後のコンバージョン成功で7点差に迫った。が、最後に御所実が敵陣深くでプレッシャーをかけてFL馬見塚健が決定的なトライを挙げ、激闘に決着がついた。

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