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京都成章が5年ぶりの4強入り! 報徳学園との近畿勢対決を制す

2015.01.03

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前半終了前に京都成章の2トライ目を奪いに行くWTB石田龍之介(撮影:早浪章弘)

 第94回全国高校ラグビー大会の準々決勝第2試合(1月3日/大阪・近鉄花園ラグビー場)、近畿勢対決となった報徳学園(兵庫)×京都成章(京都)の試合は、22-12でBシードの京都成章が制した。

 しばらくスコアレス状態が続いていたが、前半20分に均衡が破れた。京都成章がゴール前5メートル右でのスクラムから、得点に結びつける。パスをもらったWTB濱田将暉が切り込んでゴールラインに迫り、NO8呉季依典が押し込んで先制した。京都成章はさらに28分、自陣でのラインアウトスチールから攻め上がり、右へ展開してバックスがゲイン。報徳学園FB田畑凌のナイスタックルがあったものの、成章はサポートもよく、最後はWTB石田龍之介がトライを決めた。
 12-0で折り返した京都成章は、後半3分、ゴール前スクラムから8-9でショートサイドを突き、トライ。
 追う報徳学園は、相手LOがイエローカードをもらって一時退場した直後の10分、敵陣深くで攻撃チャンスを得、最後はラックから持ち出したNO8井上遼が押し込み、17-7とした。
 勢いが出てきた報徳学園は18分、好機を作りながらノックオンでつぶしたものの、直後のスクラムで、SH下村怜央が相手キックをチャージしてインゴールでボールを押さえ、17-12、5点差とする。
 しかし京都成章は26分、FB山田聖也がカウンターアタックで敵陣深くまで持ち込み、サポートしたFL北條拓海がゴールラインを越え、突き放した。

 京都成章は5年ぶり3回目のベスト4入りとなった。

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