大雨のなかおこなわれた宗像サニックス×リコー戦(撮影:湯浅芳昭)
トップリーグのセカンドステージ第1節グループB、宗像サニックスブルース対リコーブラックラムズの試合が30日に福岡・グローバルスタジアムでおこなわれ、リコーが21−16で競り勝った。
強い雨が降り続け、最悪のコンディション。サニックスは得意の展開ラグビーができず、ブレイクダウンでもプレッシャーを受け、「ミスの多さが勝敗を分けた」(藤井雄一郎監督)。
序盤は互いにPGで得点。相手のしぶといディフェンスで、なかなかゴールラインを割ることができなかったリコーだが、3−6で迎えた前半21分、CTBタマティ・エリソン、FBピータース・ダニエルのコンビネーションで穴をあけ、逆転トライを挙げた。
リコーは「フィールドポジションを意識した」という神鳥裕之監督の言葉通り、キックをうまく使いながら、できるだけリスキーなプレーを少なくして敵陣で戦い、相手の反則を引き出してPGで加点。後半27分にはゴール前スクラムの攻撃からモールを形成して押し込み、勝利を引き寄せた。
サニックスは敗れたものの、終盤、丁寧に細かくつないでキックパスからトライを奪い、5点差にしてボーナスポイント1点を手にしている。