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神戸製鋼が今季初黒星 ドコモは初勝利でようやく笑顔

2014.11.30

 ジャパンラグビートップリーグのセカンドステージ第1節は、29日に各地で計6試合がおこなわれた。
 ファーストステージで成績が上位だった8チームが集うグループAでは、神戸製鋼が今季初黒星。大阪・近鉄花園ラグビー場で、東芝に20−30で敗れた。前半、神戸製鋼は反則が多く相手にPGで得点を重ねられ、24分にはスクラムを踏ん張り切れずペナルティトライを与えた。後半、力強いドライビングモールを活かし2トライを挙げて逆転したものの、69分、東芝はSO廣瀬俊朗のキックパスをCTB仙波智裕が押さえて再びリード。74分にはFLスティーブン・ベイツがインゴールに飛び込み、東芝が勝利を手にした。

 ファーストステージで得た最大のアドバンテージポイント(4点)に勝点とボーナスポイントを上乗せし、トップに立ったのは昨季王者のパナソニック。愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場でトヨタ自動車に30−10で快勝した。SOベリック・バーンズの巧みなプレーメイキングもあって計4トライを獲得。そのうちの2本を決めたWTB北川智規は今季通算7トライとなり、トライランキングの2位タイに浮上している。

 東京・秩父宮ラグビー場ではサントリーがヤマハ発動機に16−12で勝利した。日本代表のCTB松島幸太朗が軽快なステップとスピードで60メートル独走トライを挙げ、FB有賀剛のナイスカバーリングやスクラムの奮闘もあって前半を13−9とリード。堅守は後半も崩れず、接戦をものにした。

 下位グループ(B)では、NTTドコモが今季初勝利。瑞穂公園ラグビー場で豊田自動織機を38−17で下し、ようやく笑顔を見せた。前半7分、FB才口將太の先制トライで勢いに乗り、後半も立ち上がりがよく、50分間で4トライ獲得。その後、相手に流れが傾きかけたが、28−10で迎えた64分、SOリアン・フィルヨーンのグラバーキックがラッキーバウンドで味方の手に収まり、サポートしたCTB清瀬岳大のトライで勝負を決めた。NTTドコモはブレイクダウンの奮闘も光った。

 グループBそのほかの試合は、クボタがコカ・コーラを18−8で退け、近鉄はNECに12−8で逆転勝ちした。

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