ウインドウマンスで中断していたジャパンラグビートップリーグが再開し、セカンドステージが開幕。東京・秩父宮ラグビー場で28日夜、ファーストステージで成績上位だった8チームが集うグループAの1試合がおこなわれ、キヤノンイーグルスがNTTコミュニケーションズシャイニングアークスに35−11で勝った。
先制したのはNTTコム。前半4分、ラインアウトのサインプレーからゴールに迫り、FL杉浦直人が突進してトライを挙げた。
前半はラインアウトで苦労したキヤノンだが、PGで確実に得点を重ねリズムを整える。そして37分、NTTコムのFB沼尻大輝がクイックスローインで自らキャッチして速く攻めようとしたが、落球し、キヤノンのチャンスに。WTB原田季郎が足にかけて転がしたボールをチェイスし、インゴールでグラウンディングできなかったものの、TMO判定で、NTTコムSO溝口裕哉の原田に対する妨害行為があったとされ、キヤノンに認定トライが与えられた。
キヤノンは16−8で迎えた後半早々、優勢だったスクラムでペナルティを得、CTB三友良平の右足で加点する。三友はこの日、9本のプレースキックをすべて決め、1人で25得点の活躍だった。
キヤノンは終盤、自陣深くからつないでWTB原田が約80メートル独走してトライ。35−11でファイナルホイッスルを聞き、セカンドステージは白星発進となった。
NTTコムは、LO石神勝がトップリーグ36人目となるリーグ戦通算100試合出場となったが、勝利で祝うことはできなかった。