ラグビーリパブリック

センバツ準Vの桐蔭学園が予選敗退 常翔学園、天理も全国出場ならず

2014.11.16

kanagawa

神奈川を制し、4年ぶりの花園出場を決めた慶應義塾高校(撮影:BBM)

 11月16日、大阪や神奈川など2府11県で第94回全国高校ラグビー大会の予選決勝がおこなわれ、15校が花園出場を決めた。

 タレントの宝庫であり、高校ラグビーの激戦区である大阪で代表権を手にしたのは、大阪朝鮮高級学校、東海大付属仰星高校、大阪桐蔭高校だ。
 大阪朝鮮は第1地区代表の座をかけて大阪産業大附属高校とぶつかり、36−14で勝利。同校が冬の大舞台に立つのは6年連続9回目となる。大阪第2地区を制したのは昨年度日本一の東海大仰星。同志社香里高校を59−7で退け、全国大会連覇への第1関門を突破した(2年連続15回目)。大阪桐蔭は第3地区の決勝で常翔学園高校と対戦し、2点を追うロスタイムに執念でPGチャンスをつかみ、逆転ショットを決めて13−12で激闘を制した。昨季はセンバツ大会で優勝、花園ではベスト4だった大阪桐蔭は3年連続9回目の全国高校大会出場。2012年度の高校チャンピオンである常翔学園は2年連続で予選で涙をのんだ。

 奈良県では今年も御所実業高校と天理高校が頂上で激突。全国トップレベル同士の対決は、17−12で御所実が競り勝ち、2年ぶり9回目の花園切符を獲得した。
 京都では、京都成章高校と同志社高校の間で決勝がおこなわれ、前半に2トライを挙げた京都成章がリードを最後まで守り抜き、12−5で優勝。3年ぶり7回目の全国大会出場を決めた。
 滋賀は7年連続で光泉高校×八幡工業高校の決勝となり、光泉が26−20で勝利し、4年連続6回目の花園切符を手にしている。
 兵庫でも最後の戦いがおこなわれ、報徳学園高校が関西学院高等部を27−5で下し、3年連続42回目の優勝を遂げた。

 関東も出場校が揃い、神奈川で笑ったのは慶應義塾高校だ。決勝では、今春の全国選抜大会で準優勝だった桐蔭学園高校を29−11で下し、4年ぶり34回目の代表権をつかんだ。攻守ともに充実しており、全国制覇へ力強く歩を進める。
 そして、群馬代表となったのは明和県央高校。東京農業大第二高校を37−5で下し、2年連続5回目の花園だ。

 東海地区では静岡の代表が決定。優勝したのは静岡聖光学院高校で、決勝では常葉学園橘高校に43−0と快勝した。4年ぶり3回目の全国大会出場となる。

 16日に中国地区で決勝をおこなったのは3県。
 広島では、今季全国センバツ8強の尾道高校が広島工業高校に47−0で完勝し、8年連続9回目の花園出場を決めた。
 岡山代表は津山工業高校。玉島高校との決勝を29−5で制し、5年ぶりに聖地を踏む(23回目)。
 鳥取から全国へ羽ばたくのは倉吉北高校だ。決勝では倉吉総合産業高校を78−0と圧倒し、2年連続2回目の優勝を遂げた。

 四国の高知では土佐塾高校の強さが突出しており、76−0で高知中央高校に大勝、3年連続14回目の代表となった。

 そして、九州の古豪・大分舞鶴高校は29年連続で花園に乗り込む。県予選では大分雄城台高校を40−14で退け、53回目の全国高校大会出場を決めた。

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