埼玉県予選決勝。深谷が昌平を退け2年ぶりに優勝(撮影:松本かおり)
埼玉、千葉、愛知、和歌山、徳島で15日、第94回全国高校ラグビー大会の県予選決勝がおこなわれ、新たに5校が花園行き切符を手にした。
埼玉県代表は深谷高校。初めて決勝に進んだ昌平高校と熊谷ラグビー場で対戦し、前半から主導権を握って36−14で勝利、2年ぶり7回目の全国大会出場を決めた。
千葉県からは流通経済大学付属柏高校が20年連続22回目の花園に挑む。柏の葉公園球技場でおこなわれた決勝では専修大学松戸高校とぶつかり、38−10で快勝した。
千葉と同じく、愛知県の決勝も2年連続で同じカードとなり(瑞穂公園ラグビー場)、春の全国センバツで8強入りした春日丘高校が名古屋高校を31−10で退けた。春日丘は2年連続4回目の花園行き。
関西地区で全国大会一番乗りは近畿大学附属和歌山高校だ。紀三井寺公園陸上競技場でおこなわれた和歌山工業高校との決勝は19−19の引き分けで両校優勝となり、抽選により、近大和歌山が念願の花園初出場切符をつかんだ。
そして、徳島県代表となったのは徳島科学技術高校。徳島市球技場でおこなわれた決勝では、春季大会や県高校総体でしのぎを削ってきたつるぎ高校とぶつかり、26−24で激闘を制した。徳島科学技術高校は前身の徳島工業高校時代を含めると38大会ぶりの全国高校大会出場。現校名となってからは初めて聖地に立つ。