2019年に日本でおこなわれるラグビーワールドカップの開催都市立候補地が、11月5日に同大会の組織委員会(JR2019)から発表された。
開催希望申請書の提出は10月末に締め切られ、共同での申請を含む14の都市が立候補。開幕戦および決勝戦をおこなうことが決定している新国立競技場(東京都)のほか、札幌市、岩手県・釜石市、仙台市、埼玉県・熊谷市、静岡県、愛知県・豊田市、京都市、大阪府・東大阪市、神戸市、福岡市、長崎県、熊本県・熊本市、大分県が手を上げた。
【追記】
当初は立候補していなかったが、横浜市と神奈川県は共同という形で横浜国際総合競技場を試合開催会場候補とし、2014年12月15日に開催希望申請書を提出し、受理された(開催都市立候補地の数は15になった)。
会場候補になると思われた秩父宮ラグビー場は入っていない。
組織委員会の嶋津昭事務総長は「ラグビーワールドカップという世界最高のスポーツ大会が求める要求水準に沿って、開催希望申請書を多くの開催都市立候補地の皆様に提出していただきました。それぞれ諸課題あるなかで熟慮の上、ラグビーワールドカップ2019の開催希望申請書提出をご決断いただきましたことを感謝しております。公正誠実に評価し、現地視察も踏まえて、ラグビーワールドカップ2019を日本全体で開催し、立派な運営ができるような開催都市をパートナーとして選びたいと考えております」とコメントした。
今後は審査、候補都市の視察、個別協議、交渉などがおこなわれ、このなかから試合会場(10〜12か所)を決定。ラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)の承認を経て、来年3月頃に正式発表される。
<ラグビーワールドカップ2019 開催都市立候補地>
・札幌市/札幌ドーム 収容人数 41,484人
・岩手県・釜石市 ※/釜石鵜住居復興スタジアム(仮称) 15,000(予定)
・仙台市/仙台スタジアム(ユアテックスタジアム仙台) 19,694
・埼玉県・熊谷市 ※/熊谷ラグビー場 24,000
・東京都/新国立競技場 80,000(予定)
・神奈川県・横浜市 ※/横浜国際総合競技場 72,327
・静岡県/小笠山総合運動公園エコパスタジアム 50,889
・愛知県・豊田市 ※/豊田スタジアム 40,000
・京都市/西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 20,588
・大阪府・東大阪市 ※/花園ラグビー場 30,000
・神戸市/御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸) 30,132
・福岡市/東平尾公園博多の森球技場(レベルファイブスタジアム) 22,563
・長崎県/長崎県立総合運動公園陸上競技場 20,246
・熊本県・熊本市 ※/熊本県民総合運動公園陸上競技場(うまかな・よかなスタジアム) 32,000
・大分県/大分スポーツ公園総合競技場(大分銀行ドーム) 40,000
【備考】
・ ※の開催都市立候補地は連名での立候補。
・ ( )内は現在のネーミングライツによる呼称。
・数字は現時点での収容人数。