スーパーラグビーのニュージーランド勢5チームは29日、2015年シーズンのフルスコッドを発表し、優勝2回の実績を持つ強豪チーフスのメンバーに日本代表主将のFL/NO8リーチ マイケルが入ったことが明らかになった。東芝ブレイブルーパスに籍を置くリーチは2013年にも期限付きでチーフスのトレーニンググループに加入したが、同年2月のトップリーグ準決勝直前に左ひじを骨折、6月にはフィジー代表戦で左足首を骨折という大怪我が続き、スーパーラグビーには出場できていなかった。再び、南半球最高峰舞台に挑む。
リーチ マイケルはニュージーランドのクライストチャーチ出身で、現在26歳。15歳のときに留学生として来日し、札幌山の手高校、東海大を経て、東芝入り。当時学生だった2008年11月のアメリカ戦で日本代表デビューを果たし、2011年ワールドカップにも出場、これまで37キャップを獲得している。2013年に日本国籍を取得。そして2014年4月、日本代表の新キャプテンに就任した。
チーフスはニュージーランド北島のワイカト地方ハミルトンが本拠地。2012年にスーパーラグビー初優勝を遂げ、翌年連覇、今年は5位だった。
チームにはFLリーアム・メッサム、FL/NO8サム・ケイン、LOブロディー・レタリック、SOアーロン・クルーデンといったオールブラックスや、マオリ・オールブラックス主将のCTBチャーリー・ナタイなどがおり、来季は2年ぶりのタイトル奪還に向けて、パナソニック ワイルドナイツやラグビーリーグ(13人制)でも活躍しニュージーランド代表に復帰した世界的スターのCTBソニービル・ウィリアムズ、現在ホンダヒートに在籍するWTBホゼア・ギアなども新加入する。
なお、同国ハイランダーズのSH田中史朗(日本代表/パナソニック)、オーストラリアのメルボルン・レベルズに所属するHO堀江翔太(日本代表/パナソニック)は同チームで3季目を迎えることが決まっており、今年3月に日本代表3人目のスーパーラグビープレーヤーとなったCTB/WTBマレ・サウ(ヤマハ発動機ジュビロ)は来季もレベルズでプレーすることが濃厚。さらに、2015年シーズンは同じく日本代表(サントリーサンゴリアス)のFL/NO8ツイ ヘンドリックがオーストラリアのレッズに新加入することが発表されており、ジャパンの5選手が世界最高峰リーグともいわれるスーパーラグビーで競演することになる。