写真は、すでにスーパーラグビーで活躍中の田中史朗(撮影:Yasu Takahashi)
日本ラグビーのスーパーラグビー入りが事実上、決定した。10月23日、18番目のスポットを争っていたシンガポール側の代表者が声明を出し、競争入札で日本に負けたことを認めた。
現在、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのスーパークラブ15チームで戦いを繰り広げているスーパーラグビーは、2016年から18チームで戦うリーグにすることを決めている。すでにアルゼンチン、南アフリカから各1チームの参加が決まっており、残る1枠に関して、日本とシンガポール(サモアなどアイランダーを中心としたチームを編成予定だった)が立候補し、争っていた。ただSANZAR(大会運営団体)は、いまだ沈黙したまま。18番目のチーム名を公式に発表していない。
敗北を認めたシンガポール側の財政的支援者は、シンガポールのメディア(ロイター)に対し、「明らかに、日本は成熟した、確立されたラグビー市場だ。シンガポールはグローバルなラグビーシーンにおいて新しい。SANZARのような確立された組織や3協会(南ア、NZ、豪州の各協会)は、伝統を破ることに抵抗があったのでしょう」とコメントしている。