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TL6チームが上位G進出決定! キヤノン、トヨタ、近鉄、リコーが2枠争う

2014.10.12

NEC

パナソニックに大敗したNECは優勝争いから脱落(撮影:松本かおり)

 ジャパンラグビートップリーグ2014−2015のファーストステージ第6節が今週末に全国各地でおこなわれ、6チームがセカンドステージの上位グループ(Aグループ)入りを決めた。

 プールAでは、トップ4が確定。ボーダーライン付近にいたクボタは11日に岩手・盛岡南公園球技場で豊田自動織機に24−29と惜敗し、前節終了時点で同組の4位だったNTTコミュニケーションズが12日に富山県総合運動公園陸上競技場でヤマハ発動機に29−26と逆転勝ちしたため、明暗が分かれた。
 クボタはプールAで5位以下が確定し、セカンドステージは下位のBグループ参戦が決定。NTTコムは、前日にプールAのトップ4が決まっていたヤマハ発動機とともに、セカンドステージは上位グループで戦う。
 昨季チャンピオンのパナソニックは11日に千葉・柏の葉公園総合競技場でNECを44−21で退け、12日にコカ・コーラウエスト広島スタジアムで宗像サニックスを59−21と圧倒した東芝とともに、5勝1敗となった(どちらもグループAに進む)。ファーストステージの順位に応じてボーナスポイントが付与されるため、セカンドステージを有利に戦うべく、激しいトップ争いは次節も続く。

 プールBでは、11日に大阪・近鉄花園ラグビー場で神戸製鋼とサントリーが上位のグループA進出を決めた。神戸製鋼はトヨタ自動車と24−24で引き分け、開幕からの連勝は止まったものの、負け知らずで同組の首位をキープ。サントリーは、まだ上位グループ入りの可能性を残す近鉄を31−30で下し、優勝争いへの第一関門を突破した。
 惜しくも勝利を逃したトヨタ自動車は通算3勝1分2敗(総勝点18)となり、セカンドステージの上位グループに進めるB組トップ4圏内にいるが、3勝3敗で総勝点17の近鉄が背後にいる。この2チームが追うキヤノンは、12日に大分市営陸上競技場でコカ・コーラを44−20で倒し、4トライ以上によるボーナスポイントも加えて総勝点を22に伸ばした(4勝2敗)。
 そして、プールBで現在6位のリコーも、11日に岩手でNTTドコモを31−24で下しており、2勝4敗(総勝点13)となって、わずかながら4強入りの可能性を残している。もし、最終節で直接対決するトヨタ自動車から4トライ以上を奪って勝利し、相手にはボーナスポイントを与えず、さらにコカ・コーラと対戦する近鉄が総勝点を伸ばすことなく敗れれば、リコーが大逆転で4位になる。

 キヤノン、トヨタ自動車、近鉄、リコー、ファーストステージ最終節で優勝争いに残るのはどのチームか。

 一方で、プールAで勝点が少なかったクボタ、NEC、豊田自動織機、宗像サニックス、プールBで苦戦したコカ・コーラとNTTドコモは、セカンドステージの下位グループ行きが確定した。

神戸製鋼の連勝を止めたトヨタ自動車。最終節で上位グループ進出を目指す
(撮影:早浪章弘)

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