南アフリカ代表のワールドカップ奪還プランに入っているスカルク・バーガー
(撮影:HITOSHI SAKURAI)
(撮影:HITOSHI SAKURAI)
ラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)でわずかながら逆転優勝の可能性を残している南アフリカ代表は、ラスト2試合に向けて、日本で活躍中の2人のトップリーガーを招集する。サントリー所属のスカルク・バーガーとパナソニックのJP・ピーターセンが、今週末に所属チームの試合を終えたあと、南アへ飛んで“スプリングボックス”に合流する予定だ。
先週末のニュージーランド代表戦で、南アのFLフランソワ・ロウが首を痛めて全治約2か月と診断され、71テストキャップを持つ元IRB最優秀選手のFL/NO8バーガーにSOSコールがかかった。また、SHルアン・ピナールも右膝を負傷して長期離脱を余儀なくされ、同ポジションの代役候補にはフランソワ・ホーハートとコーバス・レイナーがいるため、バックラインで複数ポジションをこなせる54キャップ保持者のピーターセンに白羽の矢が立った。
南ア代表は9月27日にケープタウンでオーストラリア代表と対戦し、10月4日にジョハネスバーグでおこなわれる最終戦では大会3連覇を狙うニュージーランド代表に挑む。
ジャパンラグビートップリーグは第5節(9月19〜21日)のあと2週間のブレイクとなり、第6節は10月11日から始まるため、バーガーとピーターセンにとっては、国代表と所属クラブの両立に大きな影響はないと思われる。