「気候が暑くても、雨が降ったとしても、日本のペースで試合を進められる自信がある。フィジカルの強い相手から逃げず、ボールを動かして日本のラグビーを示したい」と、女子セブンズ日本代表の浅見敬子ヘッドコーチは意気込みを語った。あす12日から2日間、香港のセクキプメイ・スタジアムでIRB女子セブンズワールドシリーズのコアチーム昇格決定大会がおこなわれる。
12か国・地域が参加するバトルで、ベスト4に入れば、2014-2015シーズンのワールドシリーズにフル参戦できる。同シリーズは2016年のオリンピック予選を兼ねており(出場12枠のうち4枠がワールドシリーズで決まる)、日本はなんとしてもコアチーム昇格という最初の目標をクリアしたいところだ。
「チームのコンディションはよくなってきている。初戦の入りが特に大事になる。今までやってきたことが出せると信じている」と指揮官。
日本はフィジー、アルゼンチン、ケニアと一緒のプールBで総当たり戦をおこない、同組で2位以上になるか、悪くてもプール3位チームのうちベスト2に入れば、カップ準々決勝進出となる。そして、そこで勝てば4強入りだ。
中村知春キャプテンは、「1日目は1位通過が目標。1戦1戦負けられない。試合の入りを特に大事にして、流れを日本に持ってこられるようにしたい。初戦のケニアは初めて戦う相手なので、丁寧に試合を進めたい。第2戦はフィジカルの強いアルゼンチンに対してボールを動かすラグビーをし、第3戦のフィジーは足が速く、長い腕でボールをつなげてくるので、ディフェンスで一人ひとりをしっかり倒し切りたい」とコメントした。
<コアチーム昇格決定大会 プール分け>
■プールA: フランス、中国、南アフリカ、メキシコ
■プールB: フィジー、日本、アルゼンチン、ケニア
■プールC: ブラジル、オランダ、ポルトガル、香港
1.中村知春(主将/東京フェニックスRC)、2.冨田真紀子(世田谷レディース)、3.谷口令子(東京学芸大学ラグビー部/ARUKAS)、4.竹内亜弥(ARUKAS)、5.鈴木陽子(立正大学ラグビー部/ARUKAS)、6.兼松由香(名古屋レディース)、7.小出深冬(東京学芸大学ラグビー部/ARUKAS)、8.加藤慶子(世田谷レディース)、9.山口真理恵(Rugirl-7)、10.横尾千里(東京フェニックスRC)、11.桑井亜乃(立正大学ラグビー部/ARUKAS)、12.マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(ARUKAS)