ジャパンラグビートップリーグは今週末から第3節に突入。9月5日、プールBの1試合が東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれ、サントリーサンゴリアスが20-17でキヤノンイーグルスに逆転勝ちした。
サントリーはこれで3連勝(勝点12)、キヤノンは1勝2敗(勝点7)となった。
ペナルティゴールを重ねて6-3とリードしたサントリーは、相手のFLアダム・トムソンがイエローカードをもらって一時退出している間の前半31分、ブレイクダウンでターンオーバーしてから一気に攻め、PR畠山健介が突進してトライを挙げた。
キヤノンは3分後、敵陣でのスクラムからNO8菊谷崇がサイドアタックしたあと、俊敏なSH福居武がギャップを突いて抜け出し、点差を詰める。13-10でハーフタイムへ。
3点を追うキヤノンは後半の44分、ゴール前右にスペースを見つけたSOカラム・ブルースがキックパスを放ち、大外で待っていたFLトムソンがキャッチして逆転トライを決めた。コンバージョン成功で13-17。
キヤノンはその後、バックローワーなどがブレイクダウンで奮闘して流れをよくしたが、終盤に反則の繰り返しでまたもシンビン処分を受けたのが痛かった。72分、ゴール前でスクラムチャンスを得たサントリーが、7人で踏ん張る相手FWを押し、NO8スカルク・バーガーが持ち出して逆転トライ。結局、これが決勝点となった。
開幕から負けなしのサントリーは次節(9月13日)、神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場でリコーブラックラムズと対戦する。星を五分に戻したいキヤノンは14日、茨城・ケーズデンキスタジアム水戸で近鉄ライナーズとぶつかる。