ラグビーリパブリック

ヤマハ、東芝、神鋼、サントリーが連勝! 出遅れたサニックス、クボタ

2014.08.31

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鋭い走りでパナソニックの勝利に貢献したWTB北川智規(撮影:松本かおり)

 ジャパンラグビートップリーグ第2節の残り1試合、NEC×ヤマハ発動機戦が31日に北海道・月寒ラグビー場でおこなわれ、55-7でヤマハ発動機が大勝した。CTBシアレ・ピウタウが4回ゴールラインを越えるなどしてヤマハは計8トライを挙げ、総勝点を10に伸ばしてプールAのトップに立った。

 A組で連勝したのはヤマハのほかに、東芝。29日に東京・秩父宮ラグビー場でNTTコミュニケーションズと対戦したブレイブルーパスは、スクラムで優勢となり、23-16で競り合いをものにした。
 昨季王者のパナソニックはクボタから7トライを奪って47-22と圧倒し(30日/秩父宮)、今季初勝利。力強いランでこの試合最初のトライゲッターとなり、スクラムなどでも奮闘したPR河野悠輝がマン・オブ・ザマッチ(MOM)に選ばれた。
 2季ぶりに日本最高峰リーグに戻ってきた宗像サニックスは14-31で豊田自動織機に敗れ(30日/愛知・豊田スタジアム)、再昇格後の初勝利はお預けとなった。前半は自陣でプレーする時間帯が多く14点を追う展開となったが、前半終了前にWTB濱里周作がキックチャージからチーム2トライ目を奪うなどして、3点差に詰めて折り返す。しかし、後半17分にセブンズ日本代表主将でもあるシャトルズCTB坂井克行に走られ、終盤にはスクラムで反則を繰り返してペナルティトライを与えてしまい、悔しいノーサイドとなった。
 クボタと宗像サニックスは2試合を終えて勝点0のまま。

 プールBでは、神戸製鋼とサントリーが先週に続いて勝点4を獲得している。
 神戸製鋼は30日に兵庫・神戸ユニバー記念競技場で近鉄と関西ダービーをおこない、堅守を発揮して26-3で快勝。サントリーは同日、トヨタ自動車のホーム(豊田スタジアム)に乗り込み、4点リードされた後半15分にWTB中?隆彰が右サイドを振り切り逆転トライを挙げ、結局、13-10で接戦をものにした。サンゴリアスの新戦力となった南アフリカ代表のFLスカルク・バーガーは、フルタイムでハードワークを見せ、MOMに選ばれている。
 キヤノンを「赤の武田軍」、リコーを「黒の上杉軍」に仕立て、“現代版川中島の合戦”と称しておこなわれた30日の秩父宮第2試合は、33-21でキヤノンの勝利。赤いジャージーのイーグルスは、力強いモールドライブやテンポのよいアタックで計5トライを挙げ、2試合連続でボーナスポイントを獲得した(開幕節のトヨタ自動車戦は7点差以内の敗戦でBP1)。
 福岡・レベルファイブスタジアムでおこなわれた試合は、ホームチームのコカ・コーラがNTTドコモを15-9で下した。コカ・コーラはセットプレーからのアタックに課題を残したものの、開幕節に続いてディフェンスは合格点。キャプテンのNO8豊田将万が後半に逆転トライを挙げ、今季初勝利を手にした。

コカ・コーラレッドスパークスのチームPRオフィサーに就任したサッカー元日本代表の
北澤豪氏(写真左)も福岡でトップリーグ観戦(撮影:Hiroaki. UENO)

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