レベルズ時代は堀江翔太とともにプレーしたジェームズ・オコナー。
今度はツイ ヘンドリックと仲間になる(撮影:Yasu Takahashi)
今度はツイ ヘンドリックと仲間になる(撮影:Yasu Takahashi)
スーパーラグビーのタイトル奪還へ向け、サントリーサンゴリアスから日本代表FL/NO8のツイ ヘンドリックを期限付きで獲得したレッズ(オーストラリア)は、新戦力として、現在フランスでプレーしている元オーストラリア代表の万能BKジェームズ・オコナーともサインを交わしたことが明らかになった。レッズは29日、2015年のスコッドを発表。ツイやオコナーのほかに、ラグビーリーグ(13人制)とオージールール(オーストラリアンフットボール)の人気選手だったアウトサイドバックのカーマイケル・ハントも新加入する。
オコナーはSO、インサイドCTB、WTB、FBをカバーし、キッカーとしても頼りになるユーティリティプレーヤー。しかし、酒場でケンカ騒動を起こしたり、チームルールを破って深夜に外出するなどグラウンド外で問題行動が多く、2013年スーパーラグビー後にメルボルン・レベルズを放出された。そして、同年9月にオーストラリア代表としてアルゼンチン代表と戦った翌朝、パース国際空港に泥酔状態で現れて騒ぎを起こし、警察沙汰となって、その1か月後にオーストラリアラグビー協会から代表契約を途中解除されていた。
しかし、24歳になったばかりで既に44テストキャップを持つ才能豊かなこのヤングスターは、ロンドン・アイリッシュ(イングランド)、トゥーロン(フランス)と渡り歩いてヨーロッパで経験を積み、レッズと2年契約を結んで、南半球ラグビー界に戻ってくる。オーストラリア代表復帰と来年のワールドカップ出場を目指すオコナーは、現在所属するトゥーロンで約4か月間プレーしたあと、今年12月中にレッズに合流する予定。
<カーマイケル・ハント/YouTubeより>