黒衣をあきらめていないホゼア・ギア(写真中央)。ワールドカップ出場を目指す
(撮影:Yasu Takahashi)
(撮影:Yasu Takahashi)
トップウェストAのHonda HEAT(ホンダヒート)に新加入した元ニュージーランド代表のWTB/CTBホゼア・ギア(30歳)が、来年の南半球スーパーラグビーでプレーすることが確実となった。11日、王座奪還を目指す母国のチーフスがギアと来季の契約を結んだと発表した。トップリーグ再昇格を目指すホンダの2014-2015シーズン終了後、チーフスに合流する予定。
ニュージーランドラグビー界に復帰することにより、テストマッチ14試合出場の経験を持つパワフルなラインブレイカーは、再びオールブラックスの選考対象となり、来年のワールドカップに参加する可能性が出てきた。ギアは2011年の自国開催ワールドカップで負傷者が続出したオールブラックスに追加招集されたが、試合には出場していない。2015年スーパーラグビーでは、夢に再チャレンジするギアのベストパフォーマンスが期待される。
なお、現在ラグビーリーグ(13人制)でプレーしている天才アスリート、ソニービル・ウィリアムズも、来季のチーフススコッドに加わることが決定しており、ダイナミックなバックラインが形成されそうだ。
また、ギアはマオリ(ニュージーランドの先住民族)の血をひいており、マオリ・オールブラックスの一員として、今年11月に日本代表(JAPAN XV)と対峙する可能性もある。