ニュージーランドの首都ウェリントンを本拠地とするスーパーラグビーチームのハリケーンズは16日、ブルーズで今季プレーしていたオールブラックスのCTBマア・ノヌー(32歳)と2015年シーズンの契約を結んだと発表した。
ノヌーは2003年から9年間、ハリケーンズに在籍していたことがあり、古巣復帰となる。ハリケーンズ→ブルーズ→ハイランダーズ→ブルーズ→ハリケーンズと、毎年移籍話が持ち上がるノヌーだが、2011年のハリケーンズ時代に関係が悪かったマーク・ハメット ヘッドコーチは今季限りでチームを退団(ウエールズ、カーディフ・ブルーズの指揮官就任)したため、心機一転、ハリケーンズ再建に全力を注ぐ。スーパーラグビーで、コンラッド・スミスとの最強CTBコンビ復活だ。
2011年ワールドカップの優勝メンバーであるノヌーは、2011-2012シーズンにリコーブラックラムズの選手としてジャパンラグビートップリーグでプレーしたこともある。
また、オールブラックスやハリケーンズ、ブルーズなどでノヌーの仲間だったSHピリ・ウィップー(30歳)も新たな道でのチャレンジを決断。ヨーロッパを新天地に選び、来季はプレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)に再昇格したロンドン・ウェルシュでの活躍が期待される。