ラグビーリパブリック

復帰した帝京大LO小瀧、ジャパン合流の前に「コンディション良くしていく」

2014.06.13

kotaki

昨季大学選手権で活躍した帝京大のLO小瀧尚弘(撮影:高塩 隆)

 昨季終盤の肩の故障のため、今春初選出の日本代表から離脱していた帝京大のLO小瀧尚弘が、実戦に復帰。6月8日、慶大との春季大会第4戦(○51−24/東京・帝京大グラウンド)に後半20分から途中出場。ジャパンへの合流には控えめに意欲を示す。
 
 帝京大の岩出雅之監督は「だいぶ良くなったので身体を慣らしていこう、経験させよう」との意図で、この日のLO小瀧の起用を決定。試合を終えると、本人は「フィットネスが全然、(周りに)追いついていなくて。思ったように動けなかったですね」と振り返っていた。

 将来性を見込まれ初の代表入りを果たしたLO小瀧だが、故障に伴うリハビリのためこれまでの合宿には参加していない。それについては、「代表より先に、チームになじめるようにコンディションを良くしていく(ことを考える)」と強調し、「それで代表でもやっていけるように、と。(ジャパンへの合流は)チャンスがあるなら…」と控えめに続けた。春季大会を戦う岩出監督は、もし日本協会からのジャパン合流の打診があった場合は「経験させてやりたい」と談話を残している。

 ジャパンは現在、パシフィック・ネーションズカップ参戦のため北米大陸に遠征中。帰国後は21日のイタリア代表戦(東京・秩父宮ラグビー場)に臨む。一方、帝京大は22日に早大との春季大会最終戦(神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場)を控える。

(文:向 風見也)

Exit mobile version