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福岡堅樹がジャパン戦列復帰! アメリカ戦、15年ぶりの敵地勝利へ

2014.06.12

fukuoka

テストマッチ10試合目の出場となる福岡堅樹(撮影/BBM)

 「IRB パシフィック・ネーションズカップ(PNC)2014」の第1戦でカナダ代表に逆転勝ちし、テストマッチ8連勝とした日本代表は、アメリカのロサンゼルスで14日(日本時間15日)におこなわれるPNC第2戦で、来年のワールドカップ(プールB)でもライバルとなるアメリカ代表と対戦する。
 その試合登録メンバーが日本ラグビーフットボール協会から発表された。
 バックラインは、藤田慶和(早稲田大3年)がカナダ代表戦で右肩を痛めて離脱したが、4月の菅平合宿で負傷してリハビリを続けていた福岡堅樹(筑波大3年)が戦列復帰。昨年11月のスコットランド代表戦以来となるテストマッチで11番を着る予定で、右WTBには山田章仁(パナソニック)が入る。
 ジャパン歴代最多キャップ保持者のLO大野均(東芝)はベンチスタート。代わりに、伊藤鐘史(神戸製鋼)が6試合ぶりに先発チャンスを与えられた。

 IRB世界ランキング12位のジャパンに対し、アメリカは同18位と格下だが、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは楽観視していない。「今季もっともハードな試合の1つになるだろう。過去、アウェーでのアメリカ代表戦は良い成績を残せておらず、勝利からは1999年を最後に遠ざかっている」。それでも良い準備ができているようで、「試合はタフなものになるだろうが、自信を持って臨みたい」とコメントした。

 リーチ マイケル主将(東芝)は、「アメリカ代表はフィジカルに自信を持っているチーム。カナダ代表戦では入りが悪く受けてしまった感じがするので、今回のアメリカ代表戦のキーとなるのは最初の入り。後半はしっかりとわれわれのJAPAN WAYでテンポあるラグビーを見せたい」と意気込む。
 今季初めて代表戦に臨むWTB福岡は、「怪我からの復帰で久しぶりの試合だが、試合に出るからには日本代表として恥じないプレーをするように心がけたい。自分にできる仕事はやはりスピードで勝負して、トライをとるということなので、それを見せられるように努力したい」と力強く語った。

<PNC 2014 第2戦 対 アメリカ代表/日本代表 試合登録メンバー>

1. 三上正貴(東芝)  2.堀江翔太(パナソニック/レベルズ)  3.畠山健介(サントリー)  4.伊藤鐘史(神戸製鋼)  5.トンプソン ルーク(近鉄)   6.ジャスティン・アイブス(キヤノン)  7.リーチ マイケル(主将/東芝)  8.ホラニ 龍コリニアシ(パナソニック)  9.田中史朗(パナソニック/ハイランダーズ)  10.立川理道(クボタ/ブランビーズ)  11.福岡堅樹(筑波大)  12.田村優(NEC)  13.マレ・サウ(ヤマハ発動機/レベルズ)  14.山田章仁(パナソニック)  15.五郎丸歩(ヤマハ発動機) 

〔リザーブ〕
16.平島久照(神戸製鋼)  17.木津武士(神戸製鋼)  18.山下裕史(神戸製鋼)  19.真壁伸弥(サントリー)  20.大野均(東芝)  21.ヘンドリック・ツイ(サントリー)  22.日和佐篤(サントリー)  23.廣瀬俊朗(東芝)

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