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ドイツ、ラグビーW杯初出場ならず… ロシアとの激闘、残り4分で逆転負け

2014.05.25

 これまで、ラグビーワールドカップの舞台を踏んだことがあるのは25か国・地域の代表チーム。4年ごとに必ず初出場国が誕生してきたが、2015年のイングランド大会を目指す予選では、悲願を達成した新たなチームはまだ生まれていない。
 IRB(国際ラグビーボード)世界ランキング24位のドイツには、その可能性があった。
 ティア3に分類されるラグビー発展途上国であるため、夢をつかむまでのプロセスは長い。約1年半におよぶ欧州ディビジョン1Bの戦いで1位となり、ディビジョン2Aを制してきたオランダとの一発勝負(欧州4次予選ファイナル)に17-7で勝利。そして今年5月24日、敗者復活を目指す2011年ワールドカップデビュー国のロシアを倒せば、アフリカ地域チームとの最終予選プレーオフに進めるはずだった。

 しかし、ロシアに20-31で惜敗。地元ハンブルクで、約4000人のサポーターの声援を受けて奮闘し、後半の56分にペナルティゴールが決まって20-17と初めてリードしたが、試合終了までの残り4分間で2トライ2ゴールを奪われ、イングランド行きの道は絶たれた。

 ラグビーワールドカップ初出場を夢見るドイツラグビー界のチャレンジは、2019年の日本大会へと続く。

 2015年ワールドカップの出場切符は残り4枚。アジア、オセアニア、アフリカ地域の代表チームが決まっておらず、プレーオフは今年の8月と9月に予定されている。
 ラグビーワールドカップ未経験国で、まだ2015年大会の予選に残っているのは、香港、クック諸島、ケニア、マダガスカルの4チームだ。

(情報:IRB、FIRA-AER)

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