来年のラグビーワールドカップ出場を目指す日本代表は、その予選を兼ねたアジア五カ国対抗2014の第3戦として、5月17日に韓国の仁川で同国代表と対戦する。「ベストの23人を選んだ」というエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは、スーパーラグビー(南半球クラブ最高峰リーグ)挑戦を一時中断して帰国したHO堀江翔太(レベルズ)、CTB立川理道(ブランビーズ)、CTBマレ・サウ(レベルズ)を先発で起用することを決めた。
「スーパーラグビーから戻って来た3人はチームに慣れるのに少し時間がかかるが、スーパーラグビーでやってきた選手なので選ばざるを得ない。チーム内のポジション争いはとても激しくなっており、毎試合セレクションをするのが難しい。最近の試合でスターティングメンバーとして良いプレーをした木津や伊藤らも今回はベンチスタートとなっているくらいだ」
アウトサイドCTBに入るサウは、「(オーストラリアからの)長時間の移動で数日間は疲労があったが、韓国代表戦では100%の力を出せるようにしたい。今年のジャパンはポジション争いが激しく、韓国代表戦で良いパフォーマンスをしないとポジションを失ってしまうという危機感がある。(スーパーラグビーの)レベルズではWTBをやっていたが、もともと13番の方が慣れているし、合っていると思うので問題ない」とコメントした。
アジア・パシフィックドラゴンズ戦とフィリピン代表戦はLOでプレーしたジャスティン・アイブスは、今年初めてFLでスタメン入り。「韓国代表戦は今季初めてフィジカルの戦いになると思う。バックローとしてフィジカル面での優位さをチームにもたらしたい。相手のホームでの試合なので、ジャパンとしてはチャレンジが必要。韓国代表戦のあとの香港代表戦はよりフィジカルな試合となるはずなので、この韓国代表戦で相手をしっかり圧倒していきたい」と意気込みを語った。
1. 三上正貴(東芝) 2.堀江翔太(パナソニック/レベルズ) 3.畠山健介(サントリー) 4.大野均(東芝) 5.真壁伸弥(サントリー) 6.ジャスティン・アイブス(キヤノン) 7.リーチ マイケル(主将/東芝) 8.ホラニ 龍コリニアシ(パナソニック) 9.日和佐篤(サントリー) 10.田村優(NEC) 11.山田章仁(パナソニック) 12.立川理道(クボタ/ブランビーズ) 13.マレ・サウ(ヤマハ発動機/レベルズ) 14.藤田慶和(早稲田大) 15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)
〔リザーブ〕
16.平島久照(神戸製鋼) 17.木津武士(神戸製鋼) 18.山下裕史(神戸製鋼) 19.伊藤鐘史(神戸製鋼) 20.菊谷崇(キヤノン) 21.内田啓介(パナソニック) 22.中村亮土(サントリー) 23.松島幸太朗(サントリー)