ロンドンセブンズのフィジー戦で先発した小川高廣(撮影:AKIO HAYAKAWA)
男子7人制ラグビーの世界最高峰サーキットである「HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2013−2014」の最終戦(第9ラウンド)、ロンドンセブンズが5月10日に開幕し、招待チームとして参加しているセブンズ日本代表はプールCの試合を3戦全敗で終えた。初戦でオーストラリアに0−28と完敗し、第2戦はフィジーに7−43、第3戦はスペインに14−34で屈した。
大会最終日の11日、日本は9位以下のチームによるボウルトーナメントに進み、同準々決勝でカナダと対戦する。
一方、日本を倒したスペインだが、プールCでは1勝しかできず、ロンドン大会は上位トーナメント進出を逃した。よって、シリーズポイントを最大8点しか加算できないため、10ポイント差で追っていたポルトガルを逆転する可能性は消滅。2013−2014シーズンの総合15位(今季コアチームの最下位)が確定し、コアグループからの降格が決まった。
替わりに、3月末の香港セブンズで昇格決定戦を制した日本が、来季ワールドシリーズにフル参戦できるコアチームのステータスを得る。
そして、シリーズランキング(今季第8ラウンド終了時点)で2位の南アフリカに19ポイント差をつけていた首位のニュージーランドは、プールAを2位通過でカップ準々決勝(1位〜8位トーナメント)進出。ロンドン大会で10ポイント以上加算することが確実となったため、4季連続12回目のシーズン優勝を決めた。
なお、オールブラックス・セブンズのプレーメーカーであるトマシ・ザマは、この日12得点を挙げ、ベン・ゴリングス(イングランド)に次ぐ史上2人目のセブンズワールドシリーズ通算2000得点者となった。
<ロンドンセブンズ 2014 プール戦結果>