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帝京大が春季大会2連勝! 突破役が揃う大東大を向こうに我慢して快勝

2014.04.27

 関東大学対抗戦と関東大学リーグ戦の交流リーグである関東大学春季大会で、大学選手権5連覇中の帝京大(対抗戦A・昨季1位)が開幕2連勝だ。27日は東京・帝京大グラウンドで大東大(リーグ戦1部・昨季3位)を67−0と完封。各グループの上位3チームによるAグループでの勝点を12とした(敗れた大東大は0勝1敗で勝点0)。

 CTBホセア・サウマキら留学生を擁する相手に、我慢強さと反応速度を示した。大東大が大きく突破を図っても、その先に帝京大のタックラーが待ち構える。圧力をかける。他の選手が守備網を整備し、ピンチを未然に防いだ。3日前から日本代表合宿を離れてチームに合流したSH流大主将は、「全員で我慢強くディフェンスしようと話していました。(相手の)チャンスをチャンスにしてしまわない、と」。SO朴成基のキック、FLマルジーン・イラウアやCTB森谷圭介のランを軸に攻め立て、後半に8トライとたたみかけた。
 一方、大東大のSH小山大輝は「(帝京大)は身体ができていた」と脱帽。再三、わずかなスペースに勝負を仕掛けたものの、接点際での「寄りとコミュニケーションと判断」で劣勢になったという。
 
 帝京大は5月11日に神奈川・ニッパツ三ツ沢球技場で流経大(リーグ戦1部・昨季1位)と、大東大は4日に埼玉・熊谷ラグビー場で早大(対抗戦A・昨季2位)とそれぞれぶつかる。

(文・向 風見也)

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