報徳学園高3年だった昨秋に日本代表合宿に練習生として参加した明大1年のCTB梶村祐介は、現在、リハビリ中。復活へ向け、具体的なプランを描く。
身長180センチの技巧派BKだ。今春は実質的な20歳以下日本代表にあたるジュニア・ジャパンに選ばれるも、オーストラリアでパシフィック・ラグビーカップに参戦中、左肩を脱臼する。途中離脱と手術を余儀なくされた。
帰国後、明大に合流。入部前は上下関係に基づく因習について心配していたが、「いま、メイジにはそういうのはなくて」。肉体の再構築に、集中して取り組めているようだ。
「花園が終わってから、無駄なものがついていて…。それを全て落としてから、もう1回、筋肉を付けたい」
故障前は88キロあったという体重を83キロまで落とし、トレーニングを重ねた。4月下旬の時点では86キロとなった。
「まず、最低ラインの目標は大学で通用する身体を作ること。メインは来年。今年は焦らずに身体作りをして、来年、チームの中心になれるように…」
10代でジャパンの練習生となっただけに、国際舞台での復活も期待される。本人は短期的な目標のひとつに、来年度の20歳以下日本代表入りを挙げている。
(文・向 風見也)