マレ・サウ(撮影:BBM)
メルボルン・レベルズ(オーストラリア)に加入した日本代表のCTBマレ・サウがついに南半球最高峰舞台に足を踏み入れた。2014年3月21日、シドニー(アリアンツ・スタジアム)で行われたワラターズ戦で後半途中から出場し、SH田中史朗(ハイランダーズ)、HO堀江翔太(メルボルン・レベルズ)に次いで日本代表3人目のスーパーラグビープレーヤーとなった。
サウは、17点ビハインドの後半26分にインサイドCTBのミッチ・インマンに替わって出場。一緒にベンチ入りしていたHO堀江も同時にグラウンドに足を踏み入れたため、スーパーラグビーの舞台で2人の日本代表選手が揃ってプレーするという歴史的試合となった。
マレ・サウはニュージーランド出身の26歳。日本ではヤマハ発動機ジュビロに所属している。第51回日本選手権大会の2回戦で敗れたあと、3月1日にレベルズ入団が正式発表されていた。日本代表13キャップ保持者。
なお、試合はホームチームのワラターズが32−8で快勝した。堀江はセットプレーで堅実な仕事をしたが、チームは劣勢だったため、サウがボールを触る機会は少なかった。レベルズは1勝3敗(勝点6)、ワラターズは3勝1敗(勝点16)となった。
一方、ハイランダーズ(ニュージーランド)のSH田中は、同日に地元ダニーデンで行われたハリケーンズ戦でベンチ入りし、後半途中から出場。チームは35−31で、今季2勝目をあげた(2勝2敗=勝点11)。ハリケーンズは1勝4敗(勝点7)。