ヨーロッパに遠征している2013年度高校日本代表は現地時間19日、パリでU19フランス代表と対戦し、14−61(前半 0−19)で敗れた。遠征の第1戦と第2戦はU19イタリア代表に連敗を喫しており、3戦全敗で帰国の途に就く。
キャプテンを務めたWTB東川寛史(東福岡高校)は、「前半はディフェンスで前に出ることができ、自分たちのラグビーができたと思うが、アタックは通用しない面が多かった。後半、こちらが疲れた時にフィジカルの強さで押されてしまった」とこの試合を振り返った。
遠征を通じては、「自分たちが意図するプレーができない時や、レフリングに合わなかった時にいかに冷静な判断ができるかが大切という点を学べたと思う」とコメントした。
横田典之監督(深谷高校)は、「フランスのスキルの高さやプレッシャーは我々の想像以上だったので、今後は(そうした状況も)想定して対策していかなければならない。課題はセットプレー。特にラインアウトで背の高い相手に対してしっかり獲得できるかどうか。ディフェンスはフランスのパスのつなぎが良かったので、そうした時の対応を考える必要がある。アタックでは一度手にしたボールをどのように支配して継続していくか」と分析。
「今回できたことと今後やらなければならないことを整備して、引き続き強化していく。ずっとやってきたS&C(ストレングス&コンディショニング)は間違いなく効果が出始めているので、今後も継続して取り組む。東川キャプテンを中心に最後までしっかり戦ってくれた。チームとしてのまとまりがあり、可能性のある選手が多くいて良いツアーになった」と総括した。