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フェアプレーの徹底を 日本協会、サントリーに厳重注意

2014.03.07

 3月1日に大阪・近鉄花園ラグビー場で行われた、第51回日本ラグビーフットボール選手権大会準決勝「サントリーサンゴリアス×東芝ブレイブルーパス」戦の終盤におきた2件の事象について、日本ラグビーフットボール協会はサントリーサンゴリアスの部長と監督に対し、「フェアプレーの遵守と再発防止に向けた指導徹底について」とする厳重注意を3月6日付で行ったと発表した。

 問題視されたのは、同試合の後半38分にハーフウェイライン付近(東芝陣内)でおきた事象。
 1件目の対象選手はサントリーのCTB平浩二で、東芝のFB立川剛士が密集に参加しようとしたところ、オフサイドの位置でありながら背後からつかんでプレーを妨害したというもの。なおこの流れで、立川は平を殴るような行為をしたため、危険なプレーということで公式戦3試合の出場停止処分を受けている(日本選手権決勝には出場できない)。
 事象2件目の対象選手はサントリーのPR畠山健介で、密集から前方に離れたあと、東芝のFLスティーブン・ベイツとSH小川高廣のジャージーをつかんだまま放さず、プレーを妨害した。

 今回の処罰の意義は、「行為を罰する」ことではなく、今後の「再発を防ぐ」ことにあるという日本ラグビー協会。サントリーに対してフェアプレーの徹底を求めた。

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