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本番間近! 男子セブンズ代表が鹿児島で候補合宿 さらなる追加招集も

2014.03.06

HK

コアチーム昇格がかかる運命の香港セブンズまであと約3週間
(Photo: Manuel Queimadelos / PSI for HKRFU)

 男子7人制日本代表は3月7〜17日、2013度では13回目となるセブンズシニアアカデミー(SSA)を鹿児島で行う。22〜23日の東京セブンズ(秩父宮ラグビー場)、28〜30日の香港セブンズ(香港スタジアム)に向け、候補選手の絞込みや戦術の確認などに注力する。

 瀬川智広ヘッドコーチは6日、都内で会見。国内開催のワールドシリーズである東京セブンズでは「8強以上」を狙うとし、「日本でやる大会ですし、皆さんに勝利をお届けしたい」と語った。香港セブンズの昇格大会を制すればワールドシリーズに常時出場できるコアチーム入りが叶うとあって、「絶対、負けられない」と決意を新たにした。

「現時点でできる限りの力を東京にぶつける。その勢いで香港へ行きたい。昨年はブレイクダウン(ボール争奪局面)を多く作って展開、というスタイルを作っていました。ただ今回は、ブレイクダウンの数にこだわるより、スペースにボールを運ぶことを主眼に置きたいです」

 第13回SSA始動時点では、現日本代表の藤田慶和(早大2年)、福岡堅樹(筑波大2年)ら16名が参加。10日以降には、9日の日本選手権決勝(東京・国立競技場)に出場するパナソニックと東芝の選手も「ミニマムで2人、マックスで3人」を呼ぶと指揮官は明言。「決勝を控えているので名前の発表は差し控えたい」としたが、「(当該の選手は)完全なキーマンというよりジョーカーに、と考えている。以前には(7人制の)経験がある選手です」とも語った。

「選考基準は、セブンズに適応する能力があるかどうか。走れるか、しっかりとタックルができるか、特殊能力があるか…。(選手によっては)全部が全部を兼ね備えていなくても(選ぶことはある)。チーム全体としてバランスが取れていればいい」
 
 鹿児島でのSSA終了後はメンバーを15名程度に絞り、都内で合宿する。東京セブンズに出るコアチームと試合形式の練習を行うなどし、本番に備える。

(文・向風見也)
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