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日本代表CTBマレ・サウが豪レベルズ入り! スーパーラグビー挑戦だ!

2014.03.01

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ヤマハでの2013年度シーズンを終え、南半球最高峰舞台に挑むマレ・サウ(撮影:松本かおり)

 今年、海外メジャークラブで本格挑戦する5人目の日本代表選手だ。南半球最高峰リーグのスーパーラグビーに参戦しているSH田中史朗(ハイランダーズ/ニュージーランド)やHO堀江翔太(メルボルン・レベルズ/オーストラリア)、同大会デビューを目指すSO/CTB立川理道(ブランビーズ/オーストラリア)、それにイングランドの強豪サラセンズに加入して欧州ラグビー界で奮闘しているNO8菊谷崇に続き、CTBマレ・サウも世界トップクラスのラグビーに挑むこととなった。

 日本代表13キャップ保持者のCTBマレ・サウを獲得したのは、堀江が所属するレベルズ。3月1日、同チームが入団を公式発表した。
 ヤマハ発動機ジュビロに籍を置くマレ・サウは、第51回日本選手権大会の2回戦(2月23日/東京・秩父宮ラグビー場)で神戸製鋼コベルコスティーラーズに26−28で惜敗したあと、ほとんど休む間もなくオーストラリアへ向かい、今週レベルズに合流した。

「日本でプレーしていたので、すぐに適応できると思う。レベルズの一員になれてすごく興奮しているし、スーパーラグビーでいいパフォーマンスができることを願っている」

 マレ・サウはニュージーランド出身で、現在26歳。2008年、20歳のときヤマハ発動機に入団した。オールブラックス入りを夢見、両親がサモア人であるためサモア代表候補になったこともあるが、2013年4月に日本代表デビュー。ジャパンでは13番を着ることが多いが、SOとインサイドCTBでもプレーできる万能で、選手層がそれほど厚くはないレベルズでは重宝しそうだ。

 メルボルン・レベルズは2010年に誕生し、翌年からオーストラリア勢5番目のチームとしてスーパーラグビーに参入。初年度は最下位(15位)で、その後も13位(2012年)、12位(2013年)と下位で苦しんでおり、日本代表屈指のラインブレイカーであるマレ・サウの活躍が期待される。
 レベルズには堀江のほかに、リコーブラックラムズでプレーしていた元ニュージーランド代表のCTBタマティ・エリソンもおり、心強いパートナーとなりそうだ。

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