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藤田がセブンズでも駆ける! 「多くのトライとチャンスメイクを」

2014.02.27

fujita

2年前のワールドシリーズでセブンズの才能を証明した藤田慶和。進化中(撮影:井田新輔)

 早大2年で日本代表12キャップ(国同士の真剣勝負への出場数)の藤田慶和は、2月20〜27日、 千葉・日本エアロビクスセンターでの第12回セブンズシニアアカデミー(SSA)に参加。男子7人制日本代表として、3月22〜23日の東京セブンズ(秩父宮ラグビー場)、同月28〜30日の香港セブンズ(香港スタジアム)で、大一番への出場が期待される。

 チームは2016年のリオデジャネイロ五輪でのメダル獲得に向け、ワールドシリーズに常時出場できるコアチームへの加入を目指す。香港セブンズの昇格大会で優勝すればそれが叶うとあって、 瀬川智広ヘッドコーチ(HC)は第10回SSA(1月19〜25日/東京・オリンピックセンター)の頃から15人制代表やトップリーグで活躍する選手を招集。15人制代表のエディー・ジョーンズHCや各選手の所属先の理解を得て、これまでリストアップが叶わなかった実力者の「ラグビーIQ」に期待する。
 
 なかでも一昨年の東京セブンズに出場した藤田は、指揮官に「ダイナミックに大きく走れるところに魅力を感じる」と言われ、激しいメンバー入り争いでも先頭を走る格好。合宿前にはジョーンズHCとも面談したという本人は、「エディーさんには、(SSAで)スピードを伸ばすことを期待されていると思う」。ディーン・ベントンS&Cコーディネーターの指導のもと、スピードアップとコンディショニングについて指導を受けている。

「セブンズは15人制の時よりも走るスペースがある。縛りがないので、好きに動けます。そのなかで、規律を守っていきたいです。瀬川さんの目指すラグビーを学んで、コアチーム入りを実現していければいい。多くのトライとチャンスメイクができればいいかな、と思います。ワールドカップとオリンピック、両方出たい」

(文・向風見也)

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