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女子7人制日本代表が2大会連続8強入り! ワールドシリーズ・ブラジル大会

2014.02.22

NZ

女王ニュージーランドは今季2冠目へ好発進(Photo: IRB/Joao Neto @FotoJump)

 ブラジルのサンパウロで現地時間21日、IRB女子セブンズワールドシリーズ2013-2014の第3ラウンドが開幕し、女子7人制日本代表(サクラセブンズ)は1勝2敗でプール戦を終えた。
 日本は初戦で、今季ワールドシリーズで4位につけるロシアに0-17で敗れ、第2戦は同2位のオーストラリアに7-24で惜敗。しかしながら、第3戦では今季初参加のアルゼンチンを37-0と圧倒し、プール戦3位グループの2番手でカップ準々決勝進出となった。
 第2ラウンドのアトランタセブンズ(アメリカ大会)に続いての8強入りとなった日本は、現地時間22日に行われる準々決勝では再びオーストラリアと対戦する。

■女子セブンズ日本代表・浅見敬子ヘッドコーチのコメント

 アメリカ大会からとにかく我慢の攻撃、我慢のディフェンスをテーマにやってきました。初戦のロシアはアメリカ大会と同じ相手ということで、相手がどのようなチームかわかっていたのですが、1つのミスで相手に90メートル独走されてしまうようなシーンも出てしまいました。ただ、非常にいいアタックもあり、粘り強さが出てきたロシア戦でした。
 オーストラリア戦はアタックの継続ができました。福島選手、小出選手といった若手選手の活躍もあり、非常にアグレッシブで、オーストラリア相手にひるまず戦うことができました。残念ながら負けてしまいましたが、ロシア戦とオーストラリア戦で選手たちの集中力がさらに上がりました。
 アルゼンチン戦にはとにかく点を取りに行こうということで総力戦で臨みました。日本らしいクイックなアタックと相手を置き去りにするような運動量で、大差をつけて勝つことができ、2大会連続でベスト8に入ることができました。これもひとえに、日本からたくさんの応援があったからこそです。

■女子セブンズ日本代表・中村知春キャプテンのコメント

 1戦目、2戦目は最後は離されてしまいましたが、粘って戦える時間が長くなっていて、世界を相手に差が縮まっている証拠だと実感しました。ただ、あともう一回攻撃を重ねることや、相手の弱いところを突くことを課題にしていましたが、そこでの修正点はまだまだあると感じました。結果的にベスト8を意図して取ることができたので、とても大きな収穫です。
 ここから先が難しい壁だと思っているので、明日に向けて積極的にアタックを改善したいと思います。

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