日本最高峰リーグである「ジャパンラグビートップリーグ」の2013-2014シーズン・プレーオフファイナルが11日に東京・秩父宮ラグビー場で行われ、パナソニック ワイルドナイツがサントリーサンゴリアスを45-22で下し、3季ぶり2度目の優勝を果たした。2011年に三洋電機ワイルドナイツから現チーム名に変わってからは初タイトルとなった。
パナソニックは前半5分にWTB山田章仁のトライで先制。しかし3連覇を目指したサントリーは4分後、FLジョージ・スミスがブレイクダウンでボールを奪い返してオフロードでLO真壁伸弥につなぎ、5点を返す。14分には、サントリーのキーマンのひとりである南アフリカ代表SHのフーリー・デュプレアが鋭いフットワークで相手防御網を切り裂き、逆転トライ。パナソニックはその後、ペナルティゴール(PG)3本でゲームをひっくり返したが、36分に相手FB有賀剛にゴールラインを越えられ、16-19で前半を終えた。
3点を追うパナソニックは後半9分、WTB山田が2本目のトライを決め、逆転。SOベリック・バーンズの突破で敵陣22メートルライン内に入り、NO8ホラニ龍コリニアシからのオフロードを確実にフィニッシュした。その後、FWが奮闘してゲームの主導権を握ったパナソニックは、相手の反則を何度も誘い、バーンズのPG連続成功でリードを拡大。終盤には途中出場のFB三宅敬がダメ押しトライを挙げ、見事、2013-2014シーズンのチャンピオンとなった。