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来日予定のイタリア 欧州6か国対抗戦で連敗もフランス相手に健闘

2014.02.10

Italy

 6月に来日して日本代表と対戦することが決まった世界ランキング13位のイタリア代表。2014シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)の開幕節で3連覇を狙うウエールズ代表を苦しめ、第2節ではフランス代表(世界ランク5位)相手に健闘したものの、10−30で敗れた。

 現地時間9日にパリ郊外(スタッド・ドゥ・フランス)で行われたフランス対イタリア戦。
 前半はフランスがボール支配率で上回ったが、イタリアはスクラムと堅守で奮闘し、互いにペナルティゴールのみでスコアボードを動かした。9−3、フランスがリードしてハーフタイムへ。
 昨年はイタリアの地で屈辱的敗北を味わったフランスだが、ホームで格下相手に負けは許されない。スクラムをきっちり修正し、後半最初の組み合いでアズーリを後退させ勢いを取り戻す。そして、直後のラインアウトからモールで前進したあと、NO8ルイ・ピカモールが抜け出してインゴールでボールを押さえた。45分にはCTBウェスレイ・フォファナが右タッチライン沿いを疾走してフランスがリードを拡大。51分には自陣22メートルライン内でフォファナがインターセプトし、フランスの両WTBがサポートして最後は初キャップのユーゴー・ボンヌヴァルがダメ押しトライを決めた。

 敗れたイタリアだが、スクラムの強さだけでなく、後半に見せたテンポのよい連続アタックからもチーム力向上がうかがえた。フランスの頑丈な防御網を破るのに苦労したが、終盤に相手より1人多い(フランスがイエローとレッドカードを1枚ずつ、イタリアがレッドカード1枚を受けた)時間帯でモールを活かしてトライを奪い、敗北のなかでも意地を見せた。

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