(クレイグ・クラーク)
オールブラックスのFLリーアム・メッサムとともに主将2人体制でチーフス(ニュージーランド)を率い、南半球スーパーラグビーで2連覇を果たしたLOクレイグ・クラーク。栄冠を掲げたあと、昨年後半からアイルランドのコナートに在籍しているが、脳震とうにより、選手生命の危機に立たされていることがわかった。
『TVNZ』などニュージーランドの複数メディアが報じたもので、クラークは先月中旬に行われたサラセンズ戦(ハイネケンカップ)において、この22か月間内で10回目の脳震とうを起こし、無期限休養を余儀なくされているという。
ニュージーランド代表としてテストキャップを獲得することはなかったが、2009年にジュニア・オールブラックスに選ばれパシフィック・ネーションズカップで活躍。黙々と献身的に仕事をこなすリーダーで、2012年と2013年にスーパーラグビー優勝を遂げた。コナートとは3年契約を結び、キャプテンも務めているためチームにとっては欠かせない存在だが、過去にも同じ症状で苦しむ選手を間近で見たことがあるパット・ラム ヘッドコーチは、「もう少し検査をして、十分なトリートメントと休養が必要だ」と語っている。
クラークは現在30歳で、先月に第1子が誕生したばかり。