左端がパナソニック・中嶋監督で、隣は東芝・和田監督。
右端はサントリー・大久保監督で、隣が神戸製鋼・苑田HC(撮影:BBM)
2月1日から開催されるトップリーグのプレーオフトーナメント。出場する4チームの監督、ヘッドコーチが出席しての開催発表記者会見がおこなわれた。
1月22日の午後、日本ラグビー協会で開催された会見で、それぞれの指揮官が思いを口にした。
2月1日はパナソニック×東芝がおこなわれる。パナソニックの中嶋則文は、「どのチームも対戦したくない相手だが、いちばん当たりたくない東芝と当たってしまった。底力がある相手。しっかり準備して臨みたい」と言えば、対する和田賢一監督は、「東芝のラグビーをやり切る。リーグ戦のリベンジを」。対戦相手の危険人物については、中嶋監督も和田監督もSHの名を挙げた。
「小川選手が(メンバーに)入ってから東芝ラグビーがよく表現されている」(中嶋監督)
「攻守にわたってキーマンとなっている田中史朗選手ですね」(和田監督)
2月2日にはサントリー×神戸製鋼がおこなわれる。こちらは、ともに法大OBの大久保直弥監督と苑田右二ヘッドコーチが指揮を執る。相手チームでマークする選手について、サントリーの大久保監督が(208cm)のアンドリース・ベッカーの名を挙げて「ラインアウトでは脅威となる存在。どうやって取るか考えないと」と言うと、隣に座る苑田ヘッドコーチは、「出ないよ」と煙に巻いた。苑田ヘッドコーチは、「試合の流れを変えられるジョージ・スミス(FL)、フーリー・デュプレア(SH)」の名を挙げた。
「(このトーナメントに)出るのが目的ではない。全員が同じ方向を向いて、王者サントリーに挑む」(苑田ヘッドコーチ)
「ハードなリーグ戦を戦いました。どのチームも強い。力を出し切りたい」(大久保監督)
決勝戦は2月9日。『国内最高峰』のフィナーレで激突するのは何色のジャージーになるだろう。トーナメントの3試合は、すべて秩父宮ラグビー場で開催される。