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仏代表デュソトワール主将、重傷でシックスネーションズ不参加

2014.01.21

TD

ティエリ・デュソトワール
(撮影:Yasu Takahashi)

 シックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)で昨年初めて最下位の屈辱を味わい、巻き返しを図るフランス代表だが、65キャップを持つ主将のFLティエリ・デュソトワール(32歳)が全治約4カ月の怪我を負い、今年のシックスネーションズには参加できないことが明らかになった。

 彼が所属するトゥールーズによると、デュソトワールは先週土曜日にイタリアで行われたハイネケンカップのゼブレ戦で右の上腕二頭筋腱を断裂したという。2011年のワールドカップ決勝でニュージーランド代表と激闘を繰り広げ、同年のIRB年間最優秀選手に選ばれた闘将デュソトワールについて、フランス代表のフィリップ・サンタンドレHCは「全盛期のレベルに戻ってきた」と期待していただけに、残念な離脱となった。

 トゥールーズはハイネケンカップの準々決勝(4月上旬)進出を決めたが、これもデュソトワールの出場は絶望的で、最悪の場合はこのまま今シーズンを終えることになるかもしれない。

 今年のシックスネーションズは2月1日に開幕。フランス代表はホームで行われる第1戦でイングランド代表と対戦する。
 フランス代表はほかにも、CTBフロリアン・フリッツ、SHモルガン・パラ、WTBヴァンサン・クレールといった主要メンバーを怪我で欠いており、厳しい戦いを強いられることになりそうだ。主将役は、49テストキャップを持つ33歳のベテランLO、パスカル・パペが務める。

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