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ホンダがトップチャレンジで大勝発進! 横河武蔵野は闘魂足りず不完全燃焼

2014.01.13

honda

後半から出場し、パワフルな突進で何度も好機を作ったホンダのFLトマシ・ソンゲタ
(撮影:Hiroaki. UENO)

 日本最高峰リーグのトップリーグ昇格を争う「トップチャレンジ1」が12日、福岡・レベルファイブスタジアムで開幕し、今季トップウェストAを制したホンダヒートがトップチャレンジ2から勝ち上がってきた横河武蔵野アトラスターズ(トップイーストDiv.1:2位)を80−8と圧倒した。

 名の知れた外国人選手はおらず、体格で劣る横河武蔵野は先手を心がけたが、硬くなっていたのか、前半からディフェンスに精彩を欠いた。ホンダは7分にFL川添学、19分にはSH梁永勲があっさりと防御網を破ってトライを挙げた。横河武蔵野はスクラムでもプレッシャーをかけられ、ラインアウトも安定せず、結局、ホンダに11トライを許す。

 「リーグ戦で戦ってきた相手より数段強かった」と、大敗のショックを隠しきれなかった川嶋雄亮キャプテン。チーム全体として、気持ちの弱さも敗因と認めた。「ひとりひとりのタックルミスが出て1次目のアタックを止められず、ズルズルといってしまった。このあともトップチャレンジは続くが、1試合1試合勉強だと思って、入替戦に向けてレベルアップしていきたい」。

 3季ぶりのトップリーグ復帰へ向けて好スタートを切ったホンダだが、本当の厳しい戦いは、三菱重工相模原(トップイーストDiv.1:1位)戦、そして福岡サニックス(トップキュウシュウA:1位)との試合だとわかっている。
 「これからの2試合はプレッシャーも違ってくると思うし、切り替えることが重要」と藤本知明ヘッドコーチ。「今日は自分たちのルーズなサポートプレーがあって思うようにゲームを進められなかったので、しっかり修正したい。ブレイクダウンからの球出しも生命線だと思うので、しっかりフォーカスしてやっていきたい」と、気を引き締めていた。

 トライラッシュでボーナスポイントを獲得したホンダは勝点5。次節は、19日に東京・駒沢陸上競技場で三菱重工相模原と対戦する。横河武蔵野(勝点0)は同日に同じ会場で、福岡サニックスに挑む。

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