15歳のときに欧州屈指の強豪レスター・タイガースに入団し、2009年に16歳でプロデビューしたゴールデンボーイのジョージ・フォードが、2月1日開幕のシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)に臨むイングランド代表のスコッドに選出された。2011年のIRBジュニア最優秀選手で現在はバースに在籍する20歳のフォードは、エース司令塔のオーウェン・ファレル(22歳)を追い、スティーブン・マイラー(29歳)やフレディー・バーンズ(23歳)らと第2、第3のSOポジションを争う。RFU(イングランドラグビー協会)によれば、今回選出されたイングランド代表スコッドの平均年齢は24歳で、23歳以下が11人。フォードら若手は、来年秋に母国で開催するワールドカップへ向けても成長が期待される。
一方、今シーズン後にフランス行きが噂されているSOのトビー・フラッド(28歳)は落選した。ワールドカップ2大会を含むテストマッチ60試合出場の経験を持つベテランは、トゥールーズへの移籍が有力視されている。RFUは特別な状況は別として、基本的に、海外を拠点にプレーする選手はイングランド代表には選出しない方針を取っており、フラッドのインターナショナルキャリアは終わったかもしれない。
エリートスコッドに名を連ねるスター選手のCTBマヌー・トゥイランギ、FLトム・クロフト、LOジェフ・パーリング、PRアレックス・コルビシエロなどは故障中。
イングランド代表は1月20日から合同キャンプに入り、2月1日のシックスネーションズ第1戦ではフランス代表と対戦する。
≪シックスネーションズ 2014 イングランド代表スコッド≫
【FW・18】
David Attwood(バース)、Dan Cole(レスター)、Dylan Hartley(ノーサンプトン)、Matt Kvesic(グロスター)、Tom Johnson(エクセター)、Joe Launchbury(ワスプス)、Courtney Lawes(ノーサンプトン)、Joe Marler(ハリクインズ)、Ben Morgan(グロスター)、Matt Mullan(ワスプス)、Chris Robshaw(ハリクインズ)、Ed Slater(レスター)、Henry Thomas(セール)、Billy Vunipola(サラセンズ)、Mako Vunipola(サラセンズ)、Rob Webber(バース)、Tom Wood(ノーサンプトン)、Tom Youngs(レスター)
【BK・17】
Chris Ashton(サラセンズ)、Brad Barritt(サラセンズ)、Mike Brown(ハリクインズ)、Luther Burrell(ノーサンプトン)、Danny Care(ハリクインズ)、Lee Dickson(ノーサンプトン)、Kyle Eastmond(バース)、Owen Farrell(サラセンズ)、George Ford(バース)、Alex Goode(サラセンズ)、Jonny May(グロスター)、Stephen Myler(ノーサンプトン)、Jack Nowell(エクセター)、Billy Twelvetrees(グロスター)、Anthony Watson(バース)、Richard Wigglesworth(サラセンズ)、Ben Youngs(レスター)