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WTB山田が跳ねる! パナソニック、サントリーに3季ぶり勝利!

2013.12.14
<トップリーグ 2013−2014 2ndステージ Aグループ 第3節>
サントリー 13 − 42 パナソニック
(2013年12月14日/東京・秩父宮ラグビー場)

yamada

トライランキングでトップに並んだパナソニックのWTB山田章仁
(撮影:井田新輔)

 パナソニックのWTB山田章仁、生来の要領の良さを示す。
 まず前半9分、敵陣22メートル線付近まで抜け出したSOベリック・バーンズからパスをもらうと、左タッチライン際から真横、縦と相手をひらひらとかわし進む。「内にスペースがあったので」。ゴールポスト手前でラックを作り、SOバーンズの得点を導き、5−3とした。
 チームはこの日、守りが冴えた。8−3で迎えた25分には、自陣ゴール前でのテンポあるアタックを耐えに耐える。SH田中史朗の述懐。「誇りが持てる」。サントリーが球を大きく振った先、待っていたのがWTB山田だった。タックル。落球を誘う。続く27分、パス交換を経て自陣から一気にトライまで。ゴール成功。スコアは15−3となった。
 近年のWTB山田は、一瞬、一瞬に全精力を注ぐ向きがある。それゆえ終盤はやや疲れたか。「ええ、ちょっと」。もっとも後半40分には、インゴールでパスを受け自身2トライ目を記録した。42−13。2年連続王者に3季ぶりに勝ったのだった。
 一方、2ndステージで快勝続きだったサントリーは、「相手の方がハングリーだった」と大久保直弥監督。

(文・向風見也)

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