（ヘイデン・スミス）
アメリカンフットボールのプロリーグ最高峰（NFL）でプレーしていたヘイデン・スミスが、ラグビー界に復帰することが明らかになった。古巣のサラセンズが9日、獲得を発表した。
身長2メートル、体重116キロで、ラグビーの元アメリカ代表LOでもあったスミスは、2012年4月にNFLのニューヨーク・ジェッツに入団。タイトエンドとして期待されたが試合出場はわずか5試合にとどまり、アメフト挑戦は約1年半で終わった。
スミスはオーストラリア出身で、現在28歳。高校時代はバスケットボールに熱中し、奨学金を得てニューヨーク工科大に進学。その後、コロラド州の大学に移り、そこでラグビー競技に転向した。楕円球スポーツが盛んな国の出身だが、ラグビーを本格的にプレーし始めたのは2008年から。しかし、瞬く間に才能を発揮し、同年にイングランドの名門サラセンズに入団すると、2008年11月にはアメリカ代表としてテストマッチデビュー。2011年ラグビーワールドカップではプール戦の全4試合に先発出場した。
チャレンジを恐れないトップアスリート。貴重な経験を、次はラグビー界で活かす。
なお、ケニア人初のスーパーラグビープレーヤーとなり、今年7月にNFLのインディアナポリス・コルツと契約を結んだ元サザン・キングス（南アフリカ）LOのダニエル・アドンゴは、現地時間12月8日のシンシナティ・ベンガルズ戦にラインバッカーとして出場し、NFLデビューを果たした。
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